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印刷業者のRAID1構成のサーバーをデータ復旧する

印刷業者のサーバーは顧客のデータを管理しています。

例えば売れ行きが好調な本は重版が確約されていますが、その度に顧客が印刷業者へデータを送り届けて、印刷業者が印刷機にデータ入力するのは無駄な作業です。

サーバーにデータを登録しておき、顧客の依頼が再び発生した時点で入力済みの情報を引き出せば、多くの作業を省いて印刷機を稼働する事が出来ます。

結果的にコストカットにも繋がるので、印刷業者のサービスの料金を下げる事も可能です。

多くの印刷業者がサーバーの存在を前提にした料金設定にしているので、価格競争で勝ち抜くにはサーバーを導入する事が絶対不可欠になります。


問題はサーバーが壊れると業務フロー全体に支障を来たす事です。

サーバーの故障対応に備える事も、印刷業者にとっては大切だと言えます。


■RAID1構成のサーバーにすれば安心

サーバーのトラブルの中で最も有名なのは、記憶媒体の故障によるものです。

顧客情報とシステムに関するデータが入力されている記憶媒体は、サーバーにとっての生命線に該当します。

そして他の部品と違って多重化されていないので、サーバーの中で最も壊れ易い機器だと評されているのです。

対策として有効なのは他の部品と同じ様に記憶媒体に多重化の措置を施す事です。

2台の記憶媒体が同じデータを保存していれば、片方が壊れた時に残りが肩代わりをする事が可能になります。

それは一般的にRAID1構成と呼ばれるもので、印刷業者のサーバーで多用されている技術です。


■RAID1構成の記憶媒体は早急に交換すべき

RAID1構成では記憶媒体が壊れても、サーバーを維持する事が出来ます。

それ故にサーバーが稼働している状態に満足して、故障した記憶媒体を放置する印刷業者は後を絶ちません。

サーバーが正常動作を保っているのはRAID1構成の恩恵ですが、記憶媒体の部品交換を行わないのはリスクを伴う行為です。

2台目の記憶媒体まで壊れたら肩代わりする存在がいません。

RAID1構成のサーバーは修理交換のスケジュールを組み立てる猶予を得るためのものと心得るべきです。

今後の故障対応の流れが決まり次第、メーカーへ依頼して記憶媒体の交換を済ませるべきだと言えます。


■RAID1構成のデータ復旧

メーカーによってRAID1構成のサーバーの部品交換が終了したら、持ち主である印刷業者に返送されます。

交換された記憶媒体のデータ復旧は済んでいないので、印刷業者のスタッフがRAID1構成のリビルドを実行しなければなりません。

しかしRAIDコントローラの扱い方さえ学んでおけばリビルドは簡単に行えます。

注意すべきはRAIDコントローラによって仕様は異なる事を理解する事です。

その点を軽視してデータ復旧に失敗する事例は珍しくありません。


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